神戸製鋼所、中国の自動車用線材二次加工拠点の能力を増強
2015年11月10日 16:53
神戸製鋼所は10日、中国浙江省平湖市の特殊鋼線材二次加工拠点「神鋼特殊鋼線(平湖)」の生産能力を増強すると発表した。製品の生産能力を現状の約3,500t/月から約4,900t/月へ引き上げる。投資額は約13億円で、2016年12月の稼働開始を予定しているという。
同社によると、神鋼特殊鋼線社は、自動車用ボルト・ナット、軸受製品等に使用される「冷間圧造用ワイヤー」を部品メーカー向けに供給することを目的として2007年に設立し、2009年に本格操業を開始した。同ワイヤーの母材である特殊鋼線材は、同社が100%供給し、中国で日本国内同様の高品質な素材で部品製造を行うことを可能にしているという。