米空軍、新型ロケット「Super Strypi」の打ち上げに失敗

2015年11月10日 10:16

あるAnonymous Coward 曰く、 米国空軍は11月3日、新型実験ロケット「Super Strypi」の打ち上げが失敗したと発表した。Super Strypiはハワイ大学、サンディア国立研究所、エアロジェット・ロケットダイン社などが共同で開発した小型の固体ロケット。1960年代に核実験プログラムの一部として開発されたロケットを元にしたものだという。高度400kmの太陽同期軌道に250kgの打ち上げ能力をもつ。小型の衛星を低コストかつ短期間で打ち上げることを目指しており、開発には米空軍も資金提供をしている(THE VERGESpace and Missile Systems Centersorae.jp動画Slashdot)。

 ロケットは2015年11月3日17時45分(ハワイ標準時)、13機の超小型衛星を載せ、カウアイ島にある米海軍の太平洋ミサイル試射場から離昇した。しかし第1段の燃焼中に何らかの問題が発生して失速。打ち上げは失敗に終わったという。

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