ホンダ、アジア大洋州地域初の四輪テストコースをタイに建設

2015年11月9日 16:40

 本田技研工業(ホンダ)の研究開発子会社である本田技術研究所のタイ現地法人Honda R&D Asia Pacific Co., Ltd. (HRAP)は、新たに四輪テストコースの建設を決定し、9日、地鎮祭を行った。アジア大洋州地域における商品開発活動の強化が目的という。

 新たな四輪テストコースは、タイ中央部プラチンブリ県に建設され、その80万平方メートルの敷地には、さまざまな路面条件でテストできる走行路が設置される予定。建設に関する投資額は17億バーツで、稼働開始は2017年を予定している。テストコースの完成後は、パワートレイン開発を除くほぼすべての車両研究活動がタイで可能になる。

 タイの四輪テストコースは、日本以外の地域では米国に次いで2番目。テストコースには二輪用テスト専用路も一部に設置するなどし、ホンダの二輪、および汎用製品のテストにも活用していく。

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