オムロン、世界最小クラスの地震感知センサー発売へ
2015年11月7日 05:03
オムロンは、世界最小クラスのサイズで高精度な地震検知を実現した感震センサーを開発し、2016年1月から販売開始すると6日発表した。外形寸法は11.4 X 9.8mm。
開発した感震センサーは、MEMS3軸加速度センサーと独自のSI値演算アルゴリズムにより演算負荷を低減することで回路を小型化し、低消費電力動作も実現した。また、震度5強相当以上の揺れを高精度に判定できるため、装置や設備の的確な停止が可能になる。
通信機能を搭載しているため、今後は感震センサーをネットワーク化することで地震による建物などの被害状況の迅速な把握につなげ、地震発生後の復旧対策への活用も期待される。
(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)