「恐竜博2016」国立科学博物館で開催 - 史上最大の肉食恐竜スピノサウルス、驚きの生態を解明する
2015年11月6日 17:00
「恐竜博2016」が2016年3月8日(火)から6月12日(日)までの間、東京・上野の国立科学博物館で開催される。
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いつの時代も子どもから大人まで幅広い世代を魅了しつづける恐竜。中には、その正体がはっきりしないものもいる。史上最大の肉食恐竜と呼ばれるスピノサウルスは、1912年にドイツの発掘隊に発見されるも、第二次世界大戦での焼失により長い間謎に包まれてきた。これまでに二足歩行で立ち上がると考えられてきたが、2014年には四足歩行で水中に潜んでいたのではないか…という斬新な仮説が発表。
今回、最前線での研究を活かし、スピノサウルスの復元骨格が日本初公開。水中に潜んでいたという最新研究をもとに、驚きの生態を解き明かす。さらに、カナダで発表されたティラノサウルス「スコッティ」の全長約12mにも及ぶ全身復刻骨格も披露。全長約15mのスピノサウルスと、北アメリカ大陸の王者と呼ばれるティラノサウルス夢の共演が実現し、両者の進化の秘密について迫る。
また、ミラノ自然史博物館から初来日するスピノサウルスの実物化石、2015年に発表された飛膜をもった滑空恐縮、赤ちゃん恐竜の実物化石など、日本初公開となる標本も展示。最新の研究成果を間近で実感できる、大迫力の博覧会となる。