Windows 10初の大型アップデート「Threshold 2」が完成

2015年11月6日 13:02

headless 曰く、 MicrosoftがWindows 10初の大型アップデート(コードネーム: Threshold 2)のRTMにサインオフしたと報じられている(WinBetaWindows CentralSoftpediaInfoWorldNeowin)。

 Threshold 2は当初10月に提供開始が予定されていたが、11月に延期されていた。Windows 10 Insider Previewの最新版は10月29日に提供開始されたビルド10576(モバイル版はビルド10581)だが、RTMとなったのはビルド10586だという。

 ビルド10586での変更内容については不明だが、現在までにInsider Preview版ではCortanaが日本でも利用できるようになっており、タイトルバーの色設定Windows 7~8.1のプロダクトキーを使用したライセンス認証Microsoft EdgeからMiracastやDLNAを使用したワイヤレスディスプレイへの転送なども可能となっている。また、Skypeの統合やデバイスアイコンの更新、スタートメニューやMicrosoft Edgeの機能改善などさまざまな改善が加えられている。ただし、Microsoft Edgeでの拡張機能サポートは既報の通り先送りとなるようだ。

 ビルド10586がRTMとなったのはPC版とモバイル版。Microsoftからの公式な発表はないが、PC版は11月12日に一般向けリリースされ、Insider Program参加者には今週中に提供されるという。モバイル版については11月12日にInsider Program参加者への提供開始、11月下旬から12月上旬にかけてWindows Phoneユーザーへのアップグレードが提供されるとみられている。10月6日に発表されたLumiaの新モデルの具体的な発売日はまだ公表されていないが、こちらにもビルド10586が搭載されるとのことだ。なお、Microsoftでは、Windows 10 Mobileの更新プロセスをキャリアではなくMicrosoftがコントロールするとしており、先日も同様の説明を繰り返している。ビルド10586は既にキャリアに送られているとのことで、キャリア版に関しては動作確認後の提供開始になるとみられる。

 このほかMicrosoftでは、11月12日にXbox Oneのアップデート New Xbox One Experience(NXOE)の一般提供を開始すると発表している。NXOEにはホームスクリーンの更新やソーシャル機能強化、Xbox 360との下位互換性機能などが盛り込まれており、これまではInsider Program参加者限定で提供されていた。

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