ヤフーとソニー不動産、新しい不動産売買サービスを開始

2015年11月6日 02:20

 ヤフーとソニー不動産は5日、新しいタイプの不動産売買プラットフォーム「おうちダイレクト」サービスを開始した。所有者(売主)向けPC版サービスから始め、16日から購入検討者(買主)向けPC版サービスも開始する。2016年1月下旬からスマートフォン版サービスを開始する。2016年1月までは1都3県でサービスを提供、以降は順次拡大される予定。

 マンションの所有者(売主)と購入検討者(買主)を、従来よりもダイレクトに結びつける不動産売買サービス。マンション所有者は、同サービスの利用で、不動産仲介会社を介することなく、自由にマンションの売り出しができる。自分が決めた価格で、自分で売り出すことができるという新しいマンション売却の方法となる。

 売り出されたマンションの物件情報は「Yahoo!不動産」内の「おうちダイレクト」上に掲載される。一方、マンション購入検討者は、まだ売り出されていないマンションについて「購入希望の意思表明」をしたり、売り出し中のマンション所有者に対して「物件に関する質問」をしたりできるようになる。

 物件見学から売買代金の決済・物件の引き渡しまでの「不動産仲介サービス」は、ソニー不動産がサポートする。

 同サービスでは、所有するマンションの推定成約価格を、2社のノウハウによって開発された「不動産価格推定エンジン」で知ることができる。売却仲介手数料は無料。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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