東京ガス、茨城港の日立LNG基地の試運転を開始

2015年11月5日 19:02

 東京ガスは5日、茨城港日立港区内で今年度中の稼働開始を目指し建設中の「日立LNG基地」に第1船目となるLPG船が今月9日に入港し、試運転を開始すると発表した。また、試運転期間中の12月1日には、LNG船の第1船目の入港を予定している。

 東京ガスは、天然ガスの需要増加に対応した製造・供給インフラの柱として、LNG船やLPG船の受入設備となる大型桟橋、容量23万キロリットルのLNGタンクや熱量調整用のLPGタンク、ガス製造設備などを備えた同基地を建設している。

 基地の試運転では、まずLPGをタンクに受け入れ、LPG関連の設備や機器の機能確認を行う。その後、LNGを受け入れるとともに、LNG気化器等の機能確認と総合調整を行い、今年度中に稼働を開始する。LPGの受け入れ以降、12月下旬まで、LPGやLNGの一部が気化して発生するガスを安全に処理するために、フレア放散を行う。

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