ソフトバンク、4-9月期は営業利益が21%増 米スプリントは「反転攻勢の道筋見えた」

2015年11月5日 13:44

 ソフトバンクグループが4日発表した2016年4月~9月期(第2四半期)連結決算は、売上高が前年同期比10.0%増の4兆4,238億円、営業利益が同21.4%増の6,857億円、純利益が同23.9%減の4,266億円だった。

 孫正義社長は記者会見で決算内容について「順調に成長していることを表現できるものになっていると思う」と述べた。懸案の米国携帯電話スプリントについては、「この3、4カ月の間、だいぶ自信が出てきた」と所感を述べ、「反転攻勢させていく設計図が見えた」「実行に移していくプロセスは必要だが、少なくともはっきりとした道筋は見えた」とコメントした。

 同社によると、売上高の内訳では、国内通信事業がソフトバンクの物販の売上増加などで前年同期比5.2%、スプリント事業が為替レートが円安に振れたことで同5.3%増、ヤフー事業が8月にアスクルを子会社化したことで23.2%増、流通事業がスプリント携帯端末の売上が増加したことで同31.3%増だった。

 純利益は、前期に出資先の中国電子商取引(EC)大手アリババが上場したことに伴う一時的な利益を計上していたことから減益となった。

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