NEC、腕を仮想キーボード化するウェアラブルグラス用UIを開発

2015年11月5日 17:06

 NECは5日、ウェアラブルグラス用の新しいユーザインタフェース(UI)として、作業者の腕を仮想キーボード化する「ARmKeypad(アームキーパッド)」を開発したと発表した。

 同社によると、今回の「アームキーパッド」は、ウェアラブルグラスとウェアラブルウォッチを連携させる新しい認識技術で、作業者の前腕に仮想キーボードを表示させ、高精度なタッチ入力ができるようにする。これによって、設備保全・保守点検や検品、在庫管理といった業務をハンズフリー化することができる。

 手元を見ることですぐに仮想キーボードが出現し、入力操作を開始できるため、ハードウェアコントローラのようにデバイスを取り出したり、手に持つといった動作のために作業を中断することがない。また、動作の誤検出防止機能により作業の中断を防ぐ。

 仮想キーボードであるため利用シーンに合わせてキーレイアウトを自由に変更できる。音声入力が困難な騒音下での利用にも適している。また、腕へのタッチ(振動)によって入力を判別するため、接触・非接触をしっかりと区別して検出ができ、タッチをしたことを作業者自身が触覚的に確認できるという。

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