キヤノンMJとNEC、大規模集客施設向けの運用支援ソリューションを構築

2015年11月2日 15:57

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とNECは2日、劇場・展示場・商業施設など大規模集客施設において、ネットワークカメラで撮影した映像を活用することで、来場者それぞれに合わせた最適な情報を提供し、温かなおもてなしを実現する「大規模集客施設運用支援ソリューション」を両社が共同で構築することに合意したと発表した。

 両社によると、「大規模集客施設運用支援ソリューション」は、キヤノンのネットワークカメラで撮影した高画質な映像と、NECの高い認証精度を持つ顔認証技術、群衆映像から混雑状況や異変を検知する「群衆行動解析技術」などを組み合わせて実現するもの。キヤノンMJがネットワークカメラおよびカメラのパフォーマンスを最大限発揮するノウハウを提供し、NECがシステムの開発を行う。

 具体的な機能としては、暗い場所や逆光など様々な環境でも顔認証に最適な高画質映像の取得、事前登録した顔写真との照合による「顔パス」での施設入場、自席までの経路案内、チケット予約時の来場者の性別・年齢などに応じた食事メニューやグッズの推奨・注文受付、最も空いている施設内のトイレ・売店などの場所を推奨、顔認証による施設内での子供など同伴者の居場所の検知・映像表示、映像から車いすの来場者を検知し自席までのバリアフリーな経路を案内、など。

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