NECと日本マイクロソフト、企業向け高度セキュリティサービスを提供
2015年11月2日 19:32
NECと日本マイクロソフトは30日、マイクロソフトの「Active Directory」へのセキュリティ対策で協業し、企業向け高度セキュリティ向上サービスを提供すると発表した。NECが、ユーザシステムの認証基盤も含めたシステム全体のセキュリティ対策の可視化や導入支援を行う「高度セキュリティ対策導入方針策定コンサルティングサービス」を提供開始した。
両社によると、今回のセキュリティ対策では、既に一定のセキュリティ対策を施している企業に対するサイバー攻撃や、持ち出されることを前提とした課題に対して、複数のセキュリティ対策を多層的に配置することで課題を解決するという。
サイバーセキュリティの水際を強化する入口/出口対策や、万が一ファイルが洩れた場合でも、データとして復元することができない暗号化対策などのNECの対策に、マイクロソフトの「Active Directory」を中心としたセキュリティ強化対策「Microsoft Security Risk Assessment」を加えて提供する。
これにより、通常のネットワークセキュリティ対策では防御が困難な標的型攻撃によるドメイン管理者権限の奪取を狙う脅威に対し、システムの運用管理、サーバ、端末を含めたシステム全体の評価、対応方針の可視化が可能になるという。