Motorola DROID Turbo 2、割れないディスプレイの秘密は?

2015年11月1日 18:07

Motorolaは、世界初という割れたりひびが入ったりしないことを保証する「Moto ShatterShield」ディスプレイを搭載したスマートフォン「DROID Turbo 2」を米Verizon向けに発売した。英国では「Moto X Force」という名称で発売が予告されている(Ars Technicaの記事BetaNewsの記事The Vergeの記事Neowinの記事)。 Moto ShatterShieldは2層の保護レイヤー、1層のデュアルタッチレイヤー、柔軟性のあるAMOLEDディスプレイ、アルミニウム製シャーシーを組み合わせた計5層のレイヤーで衝撃を吸収し、ディスプレイの割れを防止するというもの。ディスプレイの割れやひびについても、4年間保証の対象になる。ただし、ディスプレイ表面の擦り傷や摩耗などについては保証対象外となるため、スクリーンプロテクターが必須となる。また、本体は耐衝撃というわけではないので、落下させるとディスプレイは割れなくても本体が破損する可能性がある。 なお、Ars Technicaの記事によれば保護レイヤーは一般的なゴリラガラスではなくプラスチックのようで、透明性は低く画面は暗めだという。また、直接ガラスを貼り付けたディスプレイと比較して、スクリーン表面からディスプレイまでの距離が感じられるとのこと。 DROID Turbo 2/Moto X Forceの画面サイズは5.4インチ(1440p)で、OSはAndroid 5.1.1 Lollipop、CPUはオクタコアのSnapdragon 810(2GHz)、GPUはAdreno 430。このほか、3GBのRAM、32GBまたは64GBの内蔵ストレージ、2TBまでサポートされるmicroSDカードスロット、21メガピクセルのリアカメラ、5メガピクセルのフロントカメラなど。バッテリーは3,760mAhで、QiおよびPMA規格のワイヤレス充電に対応する。防水ではないが、ボディーは撥水コートされており、上から水をこぼした程度なら問題ないとのこと。Verizon版と英国版の違いは対応ネットワーク/バンドのみ。米国での価格は契約なしで624ドルから、英国での価格は499ポンドからになるようだ。 スラドのコメントを読む | モバイルセクション | モバイル | ハードウェア | 携帯電話

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