NASAのケリー宇宙飛行士とリングリン宇宙飛行士、ISSの船外活動を実施

2015年11月1日 16:09

 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している、米航空宇宙局(NASA)のスコット・ケリー宇宙飛行士とチェル・リングリン宇宙飛行士の2人が、2015年10月28日、船外活動を実施した。

 今回の船外活動では、ISS船外に設置されている「アルファ磁気分光計」に熱遮蔽カヴァーを取り付ける作業や、ロボット・アーム「カナダーム2」にグリスをさす作業、そして将来の商業用宇宙船の到着に備え、新しく設置されるドッキング・ポート用の電力やデータを送るためのケーブルを設置する作業などが行われた。

 船外活動は米東部夏時間の8時3分から始まり、延長を経て7時間16分後の15時19分に終了した。ケリー宇宙飛行士とリングリン宇宙飛行士にとっては今回が初の船外活動となった。両宇宙飛行士は11月6日にも、2回目の船外活動を行い予定となっている。

 ISSではこれまでに189回の船外活動が行われ、累計での活動時間は1184時間16分となっている。

写真=NASA。

■NASA Astronauts Complete Their First Spacewalk | Space Station
https://blogs.nasa.gov/spacestation/2015/10/28/nasa-astronauts-complete-their-first-spacewalk/

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