大和ハウス、住宅用の防火ドア・防火サッシの不適合施工を発表
2015年10月31日 05:57
大和ハウスは30日、賃貸住宅・戸建住宅用の防火ドア・防火サッシの取り付け方法が、国土交通大臣が認定した仕様に不適合であったとして国交省に報告したことを発表した。
調査の結果、東京(2棟)、群馬、静岡で建設した賃貸住宅・戸建住宅について、認定した内容に不適合であることが判明したという。また今回、不適合が判明した建物と同様の施工をした賃貸住宅(1,193 棟)・戸建住宅(11棟)が合計1,204棟あることも明らかにした。
1,204棟は、20都県(東京都・宮城・群馬・栃木・茨城・埼玉・千葉・神奈川・新潟・長野・富山・石川・静岡・愛知・岐阜・三重・岡山・鳥取・広島・愛媛県)の事業所で施工した物件の一部。今後、同社は国交省や特定行政庁の指導の下、無償で改修工事を行う。なお、不適合施工箇所は、性能評価機関で防火試験などを行った結果、建築基準法の定める必要な性能は確保されているという。
不適合施工に至った原因は、施工方法の詳細に関して工場内の作業者への指示伝達が不十分であったためだとしている。
同社のこの件に関する問い合わせ窓口は、防火ドア対策室(0120-220-112)。午前9時から午後6時まで。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)