伊方原発再稼働に知事理解得られたと菅官房長官
2015年10月26日 21:32
四国電力伊方原発3号機の再稼働に中村時広愛媛県知事が同意したことに菅義偉官房長官は26日の記者会見で「中村知事が原発再稼働に了解したとの報告は受けている。再稼働に知事の理解を得られたことは極めて重要なことと思っている」と語った。
菅官房長官は「引き続き、工事許可認可や使用前検査など法令上の手続きに基づいて、四国電力が安全確保を最優先に対応することが極めて大事だと思う。原子力規制委員会が手続きなど厳格、円滑にすすめることを政府としては期待している」とした。
記者団から避難計画の実効性に一部住民から不安視する声もあるがとの問いに「現場の知事として判断されたのではないか」と語り、それ以上言及しなかった。
また、今後の原発再稼働への動きについて「政府としては省エネ、再生エネルギーを進める中で、原発はできるだけ最少化しようという考えだ」とした。
四国電力の佐伯勇人は「原発に携わる事業者として立地地域はじめ、広く県民の皆さまに、より一層ご安心いただけるよう、安全対策に終わりはないとの強い決意のもと、伊方発電所の安全確保に不断の努力を重ねる所存で、情報公開の徹底に努めるとともに様々な機会を捉えて丁寧な理解活動・対話活動に全力を尽くしていく」とのコメントを発表した。(編集担当:森高龍二)