香港中心部の店舗賃料が40%暴落、円安進行などで本土客の香港離れは深刻
2015年10月13日 10:33
*10:33JST 香港中心部の店舗賃料が40%暴落、円安進行などで本土客の香港離れは深刻
香港中心部の店舗賃料が急落している。統計によると、賃料の高いコーズウェイベイなどの店舗賃料は2012年のピーク時からそろって40%以上下落しているという。
本土旅行客に人気だった高級時計や装飾品などは2010-13年の間に売上高は平均で2倍に急拡大し、それが店舗賃料を押し上げていたと分析されている。
ただ、日本など中国人旅行客に対するビザ発給用件の大幅緩和や円安の進行などを受け、香港を訪れる本土旅行客が昨年から徐々に減少している。また、本土ドルと米ドルが固定相場制(ペッグ制)を取っているため、サービス品質の高い日本で割安の製品を手に入るため、香港の魅力が薄れていると指摘された。円安がこのまま継続した場合、香港離れが一段と加速すると予測されている。《ZN》