ノートン、ツールバーに互換性がないためFirefox 40へのダウングレードを検討するようアナウンス

2015年10月6日 10:56

あるAnonymous Coward 曰く、 ノートンが、同社セキュリティソフトのツールバーにFirefox 41との互換性がないため、Firefox 41ユーザーに対してFirefox 40へダウングレードすることを検討するよう、またFirefox 40以前のユーザーに対してはFirefox 41への更新を見送るようにアナウンスしている(ノートンのアナウンス)。

 Firefox 41ではバイナリXPCOM対応が廃止されたため、ツールバーの大幅な変更が必要になり、対応は2015年10月末頃を予定しているという。これまでFirefoxのメジャーバージョンアップからノートンツールバーの対応バージョンの公開までは数日間であったが、今回は約1か月かかることになる。

 ノートンは、既知の脆弱性があるバージョンのFirefoxを利用しても、ノートン製品を利用すれば安全だと考えているのだろうか。なお、一部のユーザーはノートンの案内に従ってFirefoxをダウングレードしているようだ(mozilla.org)。

 ちなみに、Mozillaが公式ブログでバイナリXPCOM対応廃止をアナウンスしたのは2015年5月だった(当初はFirefox 40から廃止予定だった)。2015年9月22日以降、Mozillaがセキュリティサポートを行っているのはFirefox 41.xとFirefox ESR 38.xのみである。

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