政治資金規正法強化も含め検討―民主・長妻氏
2015年10月2日 16:49
日本歯科医師連盟による迂回寄附をめぐる問題について、民主党の長妻昭代表代行は1日の記者会見で「政治とカネの問題の再燃の感じがする」と相変わらず、政治とカネの問題の根深い課題を問題視。長妻代表代行は「われわれとしては捜査の推移を見守って、政治資金規正法などの法規制の強化なども含めて対策や対応を考えたい」とこうした問題の抜け道をなくす対応を検討していかなければならないとの認識を示した。
また、自公政権に対峙できる野党勢力の結集について、長妻代表代行は「今の与党に対抗できる大きな野党の必要性は多くの人が認めている」としたうえで、「政策の詰めが甘いと途中で瓦解してしまう」とした。
そのため「途中で瓦解することが絶対にないようにしなければいけない」と述べ「自民党に代わる価値を示し、それを共有する人たちと大きな政党を作る。仲間を増やすために理念を同じくすることが最も重要だ」と強調した。
また、与党側に臨時国会開会に消極的な意見のあることへの受け止めを記者団に聞かれ「与党がもしそういう考えなら問題。憲法違反の安保法案を押し切っていながら、用が済めば国会は開かないということなのか。国会は与党・官邸の便利な道具ではない。確かに国会を開けばいろいろ追及されるだろうが、それを説明する場とするよう考えてほしい。もし開かないなら開くよう求めていく」とした。(編集担当:森高龍二)