デンソー、ITS世界会議ボルドーに高度運転支援システムと技術を出展

2015年9月28日 21:30

 デンソーは28日、ITS(高度道路交通システム)に関する国際会議「第22回ITS世界会議ボルドー2015」(会期:10月5日から9日、開催地:フランスボルドー市)に、高度運転支援システムを支える製品と技術を出展すると発表した。

 同社は体験型展示として、フロントガラスに運転支援情報を表示する大型ヘッドアップディスプレイ、カメラでドライバーの脇見や眠気などを監視するドライバーステータスモニター、車両後方カメラで捉えた映像をディスプレイに表示する電子ミラーなどを搭載した将来型コックピットを紹介する。このコックピットでは、車が危険個所に差し掛かった際のドライバーへの注意喚起や、合流時・車線変更時のドライバーへの情報伝達など、デンソーの考える人とクルマのコミュニケーションを体験できるという。

 また、GPSで測位した自車の位置情報とカメラの映像から自車がどの車線を走行しているかまで把握できるADASロケータや、自車への接近物を検出して警告できる4つのカメラを使った周辺監視システムなどの高度運転支援システムに必要な製品を紹介する。

 ほかに、デンソーが公道とテストコースで実施している高度運転支援に関する走行実験の内容や、シンガポールの国立大学や国立研究機関などとの自動運転分野での共同研究について紹介する。

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