Microsoft、Edgeのバージョン番号について解説

2015年9月27日 20:24

最新版のWindows 10 Insider Previewビルド10547では、Microsoft Edgeアプリ本体およびEdgeHTMLレンダリングエンジンのメジャーバージョン番号が初めて増えている(Microsoft Edge Dev Blogの記事Microsoft Edgeの変更ログVentureBeatの記事)。 現在一般提供されているWindows 10(ビルド10240)では、Edgeのメジャーバージョンが「20」、EdgeHTMLのバージョンが「12」だが、ビルド10547ではそれぞれ「21」、「13」となっている。ただし、Windows as a Serviceの一部として継続的にアップデートが提供されるEdgeでは、バージョン番号の重要性が以前よりも低くなっているという。 EdgeHTMLのバージョンは「Edge/<メジャーバージョン>.」のような形式でUser-agent文字列に含まれる。将来のバージョンではEdgeの設定ペインにもEdgeHTMLのバージョンが表示されることになるという。メジャーバージョンは大幅な更新があった場合にのみ増加するもので、基本的にはCurrent Branchの更新時に一度だけ変更されるとのこと。ただし、MicrosoftではEdgeに他のモダンブラウザーと同じコンテンツを送るように推奨しており、バージョン番号は特定のバグを対象とする場合のみ、「Edge」トークンは相互運用性とは無関係な拡張機能や分析といった処理でのみ使用するべきであるとしている。 Edgeのバージョンは、Webページの表示とは関係ないアプリ本体の機能変更が反映される。そのため、Web開発者がこのバージョンを必要とする場面は少ないとみられる。なお、EdgeのバージョンとEdgeHTMLのバージョンは一致しないが、今後もアプリ本体とレンダリングエンジンを個別に更新していくため、あえて一致させることはないとのことだ。 スラドのコメントを読む | デベロッパーセクション | マイクロソフト | インターネット | Windows | デベロッパー | IT

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