政治は「数」の現実 選挙で頑張るしかない―民主

2015年9月26日 10:46

 国民の8割が政府・与党の安保法案への説明不足をあげる中、法案を数の力で押し切られ、成立をみたことに、民主党の岡田克也代表は「国民の皆さんに心からおわび申し上げる」と25日、党本部で開いた両院議員懇談会で詫びた。

 そのうえで、岡田代表は「法律は成立したが、これを実施させないことが非常に重要」とし「参院でわれわれが多数を取れば国会承認は得られない。衆院でわれわれが多数を取れば少なくともこの違憲の部分は白紙に戻すことができる。そういう具体的な目標を持ってしっかりとがんばり抜く」と語った。

 そのため「野党間の協力や国民の動きを踏まえ、戦いをバージョンアップしていかなければいけない」と呼びかけ「参院選まで1年を切った。衆院選もいつあるか分からない。参院で野党が与党の数を上回る。そして政権交代を衆院選挙でもう1回成し遂げる」と目標を明確にし、選挙に臨むことを確認した。

 榛葉賀津也参院国会対策委員長も同日の記者会見で、今回の安保法案審議を踏まえ「政治は数。われわれが国民の声の受け皿となって、選挙で勝つこと。やはり選挙で頑張るしかない」と語った。(編集担当:森高龍二)

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