国民の意思と違う法律が何でも通ってしまう―維新・松野代表

2015年9月19日 21:27

 維新の党の松野頼久代表は19日、安保法案が成立したことに「強い野党をつくらないと、国民の意思と違う法律が何でも強行採決で通ってしまう。この状況に歯止めをかけないといけない」と危機感を露わにした。

 松野代表は「私たちは独自案をつくって与党と修正協議もしたが、本会議にもかけてもらえかった。ほんとに残念だ。憲法の範囲ぎりぎりで、我が国が守るのは我が国の国民と領土だけという(合憲の)独自案を作った。こんな扱いをされるとは思わなかった」と与党側の背信を非難した。

 また松野代表は政府・与党の姿勢について「横暴で傲慢だ。最初のPKOの審議でも3国会かけ、国民の合意を取り付けて自衛隊を海外に出すという決断をしてきた。今回は、これだけ多くの国民が今国会での安保法案を成立させるべきではないという世論調査の結果がある中、1国会で、衆参ともに強行採決し、憲法に抵触していると多くの憲法学者が言っている法案を成立させた。ほんとに残念でならない」と語った。(編集担当:森高龍二)

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