安保法案与党対応に歯がゆい思い―生活・小沢代表

2015年9月16日 18:50

生活の党の小沢一郎代表は15日、「憲法違反の安保法案成立阻止へ、野党側の具体的な意見の一致がないままでは、与党(自公)が強引に採決とされば、そうなってしまう状況になりつつある。いずれにしても、何としても法案成立を阻止しなければならないという考えに変わりないが、小さな所帯の党なので、国会全体を動かすというところまでいかないので、歯がゆい思いだ」と語った。

 小沢代表は「先進国でも大きな問題があると市民が直接行動を起こしている。今回はそういうケースだと思う」とし「選挙の時、地元の国会議員が安保法案は必要だから、これは国会で通しますと先の選挙で言っていたのなら別だが(言っていなかったのなら)地方なら国会議員の家に直接行って、反対だと言えばいい。有権者として当たり前だ」と記者団の質問に答えた。

 小沢代表は「自分の主張はこうだということであれば、それに相応しい行動をもっともっと積極的にとるべきだ」と語った。

 また「選挙で棄権するのは白紙委任になってしまう。選挙の時に自民、公明でない政党に入れる。それしかない。その時に野党が受け皿として一枚岩になって国民に訴える責任はある」と答えた。

 山本太郎代表は悪い方向への加速を止めるには「政権を変えるしかない」と述べ「あなたの1票を何票にできますか」と自公以外の集票拡大を図り、選挙で政権交代を図るほか現実的には、国会の議員数で押し切られる状況をシビアに語った。(編集担当:森高龍二)

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