東京メトロ、千代田線に16000系マイナーチェンジ車両を導入 全車両にフリースペース設置
2015年9月15日 22:00
東京メトロは15日、千代田線に16000系マイナーチェンジ車両を導入し、16日から営業を開始すると発表した。
同社によると、16000系は2010年11月から営業を開始した千代田線の次世代車両。現在は16編成160両を運用している。今年度に新しく導入する車両は従来の16000系から設計を一部変更し、全ての車両にフリースペースを設置したほか、補助電源装置を使った省エネルギーな「並列同期／休止運転方式」を世界で初めて導入するなどしている。
フリースペースはこれまで1編成（10両）あたり2カ所に設置していたが、新車両では10カ所（全車両）に設置している。
補助電源装置を使った省エネ化については、従来と比較して、1編成あたり1日平均で一般家庭5世帯分に相当する48kWhの電力損失を削減するという。
今年度は8編成80両を導入する予定で、2017年度までに順次16000系を新しく製造し、将来的には千代田線の10両編成車両を全て16000系に置き換える予定という。