女性がマスクを着用する時は、白色よりもピンクの方が魅力的になる―北大・河原氏ら

2015年9月15日 17:08

 北海道大学の河原純一郎特任准教授らの研究グループは、ピンク色のマスクが白色マスクよりも女性の見た目の魅力を上げることを明らかにした。

 近年、マスク装着者の増加に伴い、マスクのつけ心地だけでなく、デザインや装着時の見た目などの二次的な機能も重視されるようになってきた。

 今回の研究では、ピンク色と白色のマスクをつけた20〜30歳代の女性20名の顔画像をコンピュータ画面上に1枚ずつ呈示し、18歳以上の男女合計33名の評価者が顔画像1枚ごとに感じる外見的魅力を1〜100の範囲で評定した。その結果、「平均的な魅力の顔」の女性はピンク色が白色に対して魅力が4%アップすること、「魅力の高い顔」の女性は魅力が5%アップすることが明らかになった。

 なお、評価の際には、順序の影響をなくすために、ピンク色または白色のいずれかのマスクを装着した画像を一度だけ評価し、同じ人物の画像を二度見ることがないようにした。実験に用いた顔画像は、予め別の評価者によってマスクを着けていない状態で評定を済ませてあった。

 河原特任准教授はこの結果について、「ピンク色は血色のよさを連想させることがありますが、ピンク色のマスクをつけることでポジティブな影響が生まれた可能性があるのかもしれません」とコメントしている。

 今回の研究を共同で行ったユニ・チャーム株式会社が、この研究成果を活用した『超快適マスク 女性用』を9月1日に発売している。

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