シャープ、豊洲駅で試作シースルーディスプレイの実証実験
2015年9月14日 16:40
シャープは14日、同社が試作したシースルーディスプレイを、東京メトロと共同で有楽町線豊洲駅の透過型ホームドアに設置し、19日に実証実験を開始すると発表した。
このディスプレイは、カラーフィルターを使わずに、R(赤)、G(緑)、B(青)の光源の点灯に合わせて画面を切り替えることで、シースルーのカラー映像を表示する。また、IGZO液晶ディスプレイ技術によって、画面の高速切り替えによるなめらかな動画表示と、透過率の飛躍的な向上を実現したという。
実証実験では、国内で初めて同ディスプレイを東京メトロ豊洲駅の透過型ホームドアに設置する。透過型ホームドアで表現している駅空間の広がりを損なうことなく、駅の案内や広告などの映像コンテンツを表示できるといいう。地下駅の環境に適した映像や技術的課題などを、半年程度かけて検証する。