戦場になれば休止、撤退 現場では「絵空事」―共産・志位氏
2015年9月11日 11:36
日本共産党の志位和夫委員長は元自衛隊第5戦車大隊・補給陸曹の末延隆成氏の発言をツイッターで紹介。末延氏が「首相は補給活動中にその場が戦場になれば休止、撤退すると言いますが、そういうときこそ前線には弾薬が必要です」と後方支援がより必要になることを裏付けた。
そのうえで、末延氏が「そんなとき、米軍は自衛隊が逃げることを許すはずがありません」と防衛のプロにことばには重みがある。
志位委員長は「これが戦争の現実。休止・撤退などおよそ絵空事」だと現実、後方支援活動現場が戦場になれば、より、支援ニーズが高まり、そのまま一体化への道に進んでしまうと警鐘を鳴らしている。
また、与党が15日に中央公聴会を開き、16日に安保法案を採決する方向で動いているとの報道に「公聴会は『国民から広く意見を聴き、議案の審査に生かす』ためのもの。採決のための通過儀礼ではない。公聴会の翌日の採決など、国会のルール無視の暴挙で論外だ」と強く与党をけん制した。(編集担当:森高龍二)