河野統幕長、焦点の質問に「答えを控える」

2015年9月11日 11:44

 自衛隊トップの河野克俊統幕長が昨年12月の訪米時に安保法案について、米軍トップに「来年夏までには終了する」などと伝えていたとする文書について、河野統幕長は日本共産党の仁比聡平議員が参院安保特別委員会で示した文書と同じ題名の文書は存在するとしたものの、同じものは確認できなかったと、中谷元防衛大臣の国会答弁と同じ説明をした。

 日本共産党の志位和夫委員長はツイッターで「Qこの文書を見た記憶は? A答えを控える。 Q「夏までに終わらせる」と発言した記憶は? A答えを控える。 Qご自身の発言なので、明らかに間違いだったら、完全に虚偽のものだとすぐ分かると思うがどうか? A答えを控える」と10日の統幕長の定例会見の一部を発信。

 共産党はじめ民主党、社会民主党など野党は「国会で真実を語るべき」と事の真相を明確にすべきとしており、事の重要性から、統幕長が証人喚問に応じることが求められている。(編集担当:森高龍二)

関連記事

最新記事