イネスが来日 秋冬新作イベント開催―ユニクロ x イネス・ド・ラ・フレサンジュ

2015年9月11日 11:05

イネス・ド・ラ・フレサンジュ(右)と滝沢直己ユニクロデザインディレクター

 ユニクロは10日、仏出身の元モデルでファッションデザイナーであるイネス・ド・ラ・フレサンジュとの特別コレクションの秋冬新作イベントを都内で開催。イネス本人も会場を訪れ、多くのファンや関係者と交流を深めた。

 4シーズン目を迎える今秋冬は、1940~1950年代の仏映画からインスピレーションを受けた約70点のコレクション。ツイードやウール、コーデュロイなどジャケットの素材の幅を広げたほか、ユニクロでは初めて使用するウールの一重仕上げ(リバーシブル仕立て)のチェスターコートや、ジャガード模様やケーブル編みで仕上げたヴィンテージ調のウールニットなどをそろえた。フォーマルにも対応するベロアのドレスもある。

 「今までのコレクションと違うのは、女性らしいカッティングでさらにエレガントななシルエットができたこと。1点1点は洗練されているけれど、実際にはラフにTシャツやデニムと合わせたり、日常的に着こなせるものばかり」というメッセージを発表したイネス。自身もボルドー色のベロアのブルゾンにデニムを合わせて登場し、来場者との写真撮影に応じたり、会話を楽しむなど、気さくな魅力を振りまいた。

 同コレクションは4日に販売を開始。ユニクロ銀座店では同日から、特設フロアを設けている。また、オンラインストアで7月下旬から8月上旬まで一部商品を先行販売したところ、ニットやつば広タイプの帽子などの人気が特に高かったという。

 イネス・ド・ラ・フレサンジュは1957年仏生まれの元モデル。1980年代にはシャネルのデザイナーであるカール・ラガーフェルドのミューズとして活躍した。自身の名前を冠したファッッションブランド「イネス ド ラ フレサンジュ パリ」のデザイナーを務めるほか、ジャーナリストやコンサルタントとしても活動している。

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