Linuxカーネルの「TCP_TIMEWAIT_LEN」変更は無意味?

2015年9月10日 12:07

 Linuxカーネル界隈では有名ながちゃぴん先生こと@kosaki55tea氏が、LinuxカーネルのTCP_TIMEWAIT_LENを変更することについてその効果に疑問を呈している

 TCP_TIMEWAIT_LENはTCPコネクションのステータスがTIME_WAITになった後、コネクションをCLOSEするまでの待ち時間を設定するパラメータで、多くの場合デフォルトでは60秒に設定されているようだ。Googleなどで「TCP_TIMEWAIT_LEN」を検索すると、大量のトラフィックを捌くサーバーではこの値を変更してカーネルをリコンパイルすることでパフォーマンスを改善できる、などという話が出てくるのだが、これについて@kosaki55tea氏は次のように述べ、カーネルリコンパイルは意味が無いのではとしている。

 軽くソースを見た感じだと、tcp_tw_reuse をセットすると1秒で TIME_WAITのsocketは再利用が始まるので、いまひとつリコンパイルの必要性が分からず。これ、ソース呼んで妥当性チェックした人がいるノウハウなのかなあ

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