100万台目のコルベット、博物館の陥没事故による大破から修復完了
2015年9月5日 18:01
昨年2月、米国・ケンタッキー州のナショナルコルベット博物館で床が陥没し、展示されていた8台の貴重なコルベットが穴に落ちる事故が発生した。このうち、1992年に製造された100万台目のコルベットの修復が完了し、9月3日から展示されている(シボレーのニュースリリース、The Vergeの記事、博物館のFacebook投稿[1]、[2])。 100万台目のコルベットは4月に修復を開始したが、製造にかかわった人々が内部のパーツに100万台記念のサインをしていたことが判明。大きく破損したパーツを可能な限り復元する方針で作業が進められ、4か月1,200工程をかけて修復が行われたそうだ。サインの入ったパーツの中には復元不可能なものが2点あり、サインをスキャンして新しいパーツに転写された。ただし、スキャンすることもできないサインが1人分あったため、本人を探し出して新しいパーツにサインしてもらったそうだ。 この陥没事故で破損して修復されたコルベットは2009年製のCorvette ZR1「Blue Devil」のプロトタイプに続いて2台目。ZR1は損傷が少なく、昨秋に修復が完了している。博物館では1962年製Tuxedo Black Corvetteの修復も予定しているが、残り5台は陥没穴から引き上げられた状態のまま残し、陥没をテーマにした展示で使用する計画とのことだ。博物館のストリーミング映像を見ると、現在は陥没の発生したSkydomeで展示されているようだ。 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | スラッシュバック | ハードウェアハック | アメリカ合衆国 | 交通
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