ワコム、紙に書くと同時にデジタル化してデータ共有できる文具「Bamboo Spark」を発売

2015年9月4日 22:45

 ワコムは4日、紙に手書きした内容を簡単操作でデジタル化してクラウドに保存できるデジタル文具「Bamboo Spark」を10月に発売すると発表した。

 同製品は、専用のスマートペンを利用して、A5サイズのノートにアイデアを自由に書きとめることができる。本体にはワコム独自の電磁誘導方式デジタイザーを搭載しており、専用スマートペンの紙の上のインクと同時に、デジタルインクデータを生成する。デジタルインクデータは、簡単な操作でクラウド上に保管され、共有や検索、編集ができる。

 使用例として、会議メモや授業のノート、部屋のレイアウトなど、ノートに書きとめた内容を、クラウドに保存し、友人や同僚と簡単に共有したり、デジタルノートとして編集することができる。

 使い方は、初めに「Bamboo Spark app」(専用管理ツール)アプリをBluetooth Smartに対応したiOSまたはAndroidデバイスにダウンロード。次にアプリと同製品をペアリング(同期)する。これで手書きのメモやノートは同製品の中央のボタンを押すだけでアプリ上に保存されるようになる。

 オフラインでもノート100枚分まで保存が可能。ノートはアプリ上で編集、またはノートアプリ「Bamboo Paper」やEvernote、Dropboxなどのクラウドにエクスポートできる。

 また、無償で利用できる「Wacom Cloud」にアカウント登録することで、PCやMacなどのデバイスからデータにアクセスできるようになる。

 製品は3種類の展開。スマートフォン、ペン、名刺、紙などが入れられるガジェットポケットつきモデル「Bamboo Spark, with gadget pocket」。スマートフォン、タブレット、ペン、紙などが入れられるタブレットスリーブつきモデル「Bamboo Spark, with tablet sleeve」。iPad Air 2専用モデル「Bamboo Spark, with snap-fit for iPad Air 2」の3種類となっている。

 全国の量販店と同社直販サイトで販売する。同社直販サイトでの参考価格は各1万7,800円(税抜き)となっている。なお、iPad Air 2専用モデルは、同社直販サイトでのみ販売する。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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