リコー、360度の全天球イメージを撮影可能なデバイス「RICOH THETA」の上位モデル
2015年9月4日 17:05
リコーは4日、撮影者を取り囲む全天球イメージをワンショットで撮影できる画像インプットデバイス「RICOH THETA(リコー・シータ)」の上位モデルとなる「RICOH THETA S」を10月下旬に発売すると発表した。従来機種よりも高精細な静止画像や高品質な動画撮影、ライブビュー機能などに対応する。価格はオープンプライス。カラーはブラックのみ。
同社は、2013年に世界初の画像インプットデバイスとして「RICOH THETA(リコー・シータ)」を発売。全天球イメージという撮影者の意図や予測をこえた光景、斬新な画像をいつでもどこでも記録できるカメラとして、新たな映像表現の可能性を提供してきた。現行機種から全天球動画撮影にも対応している。
今回発売する新製品は、小型・軽量ボディはそのままに、より高画質化し、ビジネス用途での要求にも耐えうる上位機種として開発された。新開発のレンズユニットやイメージセンサーの大型化、最新の画像処理等により、静止画で約1400万画素に相当する高精細な画像での全天球撮影を実現。あわせて大容量データの高速転送を可能にしている。
また、全天球イメージをスマートフォンやタブレット上で確認しながら撮影できるライブビュー機能を搭載。これにより肉眼では想像できない全天球イメージの撮影を、より快適に行える。さらに、フルHDサイズに相当する高品質で滑らかな全天球動画撮影にも対応。PCを使用しないでスマートフォン上で全天球動画が閲覧できる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)