電通大や理研などの研究チーム、世界最短波長の原子準位レーザーを実現

2015年9月3日 13:08

 電気通信大学や理化学研究所などの研究チームが、X線自由電子レーザー施設「SACLA」を使い、世界最短波長の原子準位レーザーを実現したと発表した。銅箔を使って「理想的なX線レーザー光を生成」できることが確認できたという(SPring-8のプレスリリース神戸新聞)。

 レーザーの生成にはいくつかの方法があるが、今回の研究では真空中の自由電子を操作してレーザーを生成する手法を使い、X線などの短波長のレーザーを生成できたというのが特徴。これにより、小さな材料にX線自由電子レーザーを照射するだけで、さまざまな原子からさまざまな波長をもつきれいなX線レーザーを発振させる技術を実現できるという。

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