橋下氏メール受け、幹事長続投決めた―維新・松野代表
2015年8月29日 18:10
市長選への応援をめぐり党内分裂も取り沙汰された維新の党だが、松野頼久代表は27日、橋下徹最高顧問(大阪市長)から「安保法制に集中し政権交代可能な野党を作るため、(1)柿沢未途幹事長は辞任しない(2)(松井一郎顧問・柿沢未途幹事長両氏の)公開討論会は開催しない(3)今党が割れるようなことはしない」とのメールを踏まえて、柿沢幹事長の続投を決めたと発表した。また、橋下氏と松井顧問(大阪府知事)は離党する。
松野代表は「国政政党としての『維新の党』を心配していただき、国政の課題に取り組むべきという気持ちをいただいたことには大変感謝している。その思いに沿って私も決断した」と語った。
また松野代表は「橋下最高顧問は大阪ダブル選挙に専念したい、国政政党は今、安保の議論も野党再編もしっかりやってもらいたい。内紛みたいなものは早く決着つけるべきだということだった」としたうえで、橋下、松井両氏の離党については「僕と松井知事は国政政党維新の党を離れて大阪、関西の地方政治に集中する、ということだった」とし、地方政治に集中するためとした。(編集担当:森高龍二)