米オークランドのナンバープレート収集システム、80GBのHDDが一杯になったためデータ保存期間を変更へ

2015年8月29日 17:59

あるAnonymous Coward 曰く、 米オークランドでは、道路に設置された監視カメラによってナンバープレート情報が大量に収集されているという。これは犯罪対策のためとされているが、この情報によってどの車がいつどこを走っていたかが分かってしまうため、プライバシ上に問題があるとして多くの論争を生んだ。しかし、このシステムにおいてプライバシの問題より先に運用上の問題が発生したという。

 Ars Technicaの記事によると、オークランド警察が2010年からのナンバープレート収集データを2015年4月に破棄していたことが判明したという。理由はデータをホストしているWindows XP機のデータ用HDD、約80GBが満杯になったからというもの。そのため現在は保存ルールを変更し、6か月ごとにデータを捨てることにしたそうだ。

 HDDを追加すればいいのに、と誰もが考えるが、警察関係者によると公共機関の資材調達には厳格な手続きが必要なため、Amazonから買って付けるようなわけにはいかないとしている(Slashdot)。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | 変なモノ | アメリカ合衆国 | ストレージ

 関連ストーリー: Facebookのデータ保存用サーバーラック、HDDを積み過ぎてキャスターが壊れる 2015年05月19日 ゆうちょ銀行のATM障害、原因はIBM製ストレージシステムのバグ 2010年08月18日 Yahoo! ジオシティーズ、HDD の故障による障害発生中。データ消失の可能性も 2009年07月16日 新幹線不通の原因はHDDトラブル+システムのプログラムミス 2008年10月06日

関連記事

最新記事