MITが「システムクラッシュしてもデータ損失が発生しないことを数学的に証明した」というファイルシステムを開発
2015年8月28日 17:01
あるAnonymous Coward 曰く、 データの損失がほぼ起きないファイルシステムを開発したとMITが発表している(MITNews、Slashdot)。
一般的なファイルシステムではデータを書き込んでいる際にコンピュータがクラッシュした場合、そのデータは正常に書き込まれない。データ保護のためのジャーナリング機構を持つファイルシステムもあるが、これはあくまでファイルシステム全体の破損を防ぐことを目的としており、個々のファイルについては正常に書き込めない場合もある。
このファイルシステムについての詳細は明らかにされていないが、「クラッシュの際にデータを失わないことが数学的に保証された初のファイルシステム」だという。詳しくは10月のACM Symposiumでで公開される予定で、コードを含んだファイルシステムの立証環境を提供するとしている。
スラドのコメントを読む | ITセクション | ソフトウェア
関連ストーリー: 米NPOのソーラーセイル実験機、CSVファイルが32MBを超えたため打ち上げから2日でフリーズ 2015年06月02日 Steam for Linuxのバグ、予期せぬ「rm -rf "/"*」 2015年01月18日 Ext3のコミット間隔を当てにしたアプリケーションは、Ext4でデータロスの恐れあり 2009年03月13日