【銘柄フラッシュ】東邦金属が高くエイティングはマザーズ銘柄で唯一高い

2015年8月24日 16:56

 24日は、シャープ <6753> が台湾の鴻海精密工業との提携交渉報道などを好感し、前引けにかけて5.4%高まで上げたが、後場は上海株安を受けて台湾の加権指数が約3年ぶりの安値と伝えられ、また日経平均が一時937円安となりTOPIXは半年ぶりの1500ポイント大台割れとあって、値上がりしている銘柄に現金化の意欲が強まり大引けは2.4%安となった。

 一方、好業績株などを選別買いする動きは活発で、神戸物産 <3038> は今10月期の業績予想を2度増額したことなどが言われて後場出直りを強めて1.1%高。東邦金属 <5781> (東2)は大学との共同開発などが引き続き材料視されて6.1%高と続伸。東証1部1891銘柄のうち値上がり銘柄数が8銘柄にとどまった中で再評価が集まった。アイフル <8515> は株価指数の大幅安が追加の金融緩和策を誘発するとの期待などで一時7.8%高となり大引けも0.5%高。

 東証マザーズ市場では上場銘柄数211銘柄の中で値上がりしたのがエイティング <3785> (東マ)1銘柄のみとなり、21日付でオンラインゲームの開発情報を約2カ月ぶりに更新発表したことなどが材料視されて5.9%高。田中化学研究所 <4080> (JQS)は電池の容量を急増可能な電極材の報道などから連想が強まり16.6%高。やまねメディカル <2144> (JQS)は高齢者が健康時から移住するなどで自立した社会生活を営む「日本版CCRC構想」(まち・ひと・しごと創生総合戦略)に期待とされて10.4%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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