ドキュメンタリー映画『ア・フィルム・アバウト・コーヒー』コーヒー1杯に隠された、知られざる情熱の物語
2015年8月21日 20:20
映画『ア・フィルム・アバウト・コーヒー(A Film About Coffee)』が、2015年12月より新宿シネマカリテほか全国の劇場で順次公開される。
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多くの人々の暮らしに欠かす事が出来ないコーヒー。しかし、普段何気なく飲んでいるコーヒーの裏側には、私たちが普段知る由もないコーヒー豆たちの冒険譚が隠されている。
『ア・フィルム・アバウト・コーヒー』は、コーヒーが一体どのようにして私たちの手元に届けられるのか、その物語「Seed to Cup(種からカップまで)」を美しい映像で綴ったドキュメンタリー映画だ。
「究極のコーヒー」を求め、豆の選定、焙煎、ドリップ方法……様々なアプローチでコーヒーの美味しさを追求するプロフェッショナルたち。世界のコーヒーカルチャーを牽引するプロフェッショナルの熱き仕事ぶりと哲学を追い、一時のブームにとどまらない大きなコーヒー・ムーブメントの今を鮮やかに浮き彫りにしていく。
コーヒー1杯に隠された知られざる情熱を美しい映像とともに描き出したのは、サンフランシスコ在住のCMクリエイター、ブランドン・ローパー監督。自主制作映画でありながらも、世界30カ国108都市のコーヒー愛好者の手で開催された自主上映会が話題を呼び、ついに本国アメリカで配給が決定。12月の日本公開が実現した。
劇中には、2013年に多くのファンから惜しまれつつも閉店した東京・表参道の『大坊珈琲店』オーナー・大坊勝次も出演。コーヒー1杯を淹れる一連の研ぎ澄まされた所作は美しく、今はなき名店の佇まいがスクリーン上で蘇る。
生粋のコーヒー愛好家も、普段ただ何気なく口にしているだけの人も、この映画を見れば、コーヒーがより身近に、そしてより愛しく思えるはず。