Windows 10 Insider Preview ビルド10525公開、タイトルバーの色を変更可能に

2015年8月21日 17:35

headless 曰く、 Microsoftは18日、Windows 10の一般リリース後初となるInsider Previewビルド「ビルド10525」をFastリング向けに提供開始した。ビルド10525では色のオプションが改善されており、タイトルバーの色が変更可能となっている(Blogging WindowsArs TechnicaTNW NewsNeowin)。

 Windows 10ではタスクバーやスタートメニューを選択したアクセントカラーで表示することができるが、ウィンドウのタイトルバーには対応していない。本ビルドではアクセントカラーの設定がタイトルバーにも反映するようになっている。この設定を有効にするには、「設定」の「パーソナル設定」-「色」で「スタート、タスクバー、アクションセンターに色を付ける」をオンにすればいい。

 また、変更点は明確に説明されていないが、メモリマネージャーに備わるメモリ圧縮機能が改善されたようだ。Windows 10ではメモリが圧迫されてくると、未使用のページをディスクに書き出す代わりにメモリ内で圧縮する仕組みが導入されている。圧縮されたページは「System」プロセスのワーキングセット内に格納されるため、タスクマネージャーで見ると以前のリリースよりもSystemプロセスのメモリ使用量が増加しているとのこと。

 本ビルドの既知の問題点としては、Mobile Hotspot機能が使用できない、「映画&テレビ」アプリはストアから更新版を取得する必要がある、当初はオプションの言語パックが利用できない、といった点が挙げられている。また、Neowinの記事によれば、64ビット版のGoogle Chromeが正常に動作しないようだ。

 なお、本ビルドではInsider Previewを示すデスクトップ上のウォーターマークが復活している。これまでInsider Previewを実行していた場合はそのままで自動的にアップグレードされるが、そうでない場合はアクティベーション済みのWindows 10からInsiderビルドの入手を有効にする必要がある。Insiderビルドの入手を有効にするには、「設定」の「更新とセキュリティ」-「Windows Update」-「詳細オプション」で、「Insiderビルドの入手」の「開始する」をクリックしてInsider Programに登録したMicrosoftアカウントでサインインすればいい。

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