LINE、お互いの居場所をリアルタイム共有できる「LINE HERE」サービスを公開
2015年8月20日 22:34
LINEは20日、リアルタイム位置情報共有サービス「LINE HERE」を公開した。
同サービスは、友人・家族・グループなどアプリをインストールしているユーザー間で、お互いの居場所を簡単にリアルタイムで共有できるサービスである。利用料は無料。対応端末はiPhone、Android。対応言語は日本語、英語、中国語(繁体字)、タイ語、インドネシア語。サービス地域は全世界(韓国、中国を除く)。
利用法としては、アプリ上でグループ(シェアルーム)を作成し、位置情報を共有したい相手にLINEやFacebook、SMSなどで招待URLを送信する。相手が承諾すると、お互いのアイコンが地図上に表示され、居場所が確認・共有できる。サービスの利用には、LINEもしくはFacebookのアカウントと認証が必要。
同サービスでは、人が移動すると連動してアイコンも移動し、アプリの利用者同士で簡単に居場所を共有できる。例えば待ち合わせ時に、わざわざ連絡をしなくても相手が、どこにいるかの把握ができ、混雑している場所でも迷わず合流できる。なお、同時に複数のシェアルーム・URLを作成・発行ができ、それぞれ200人まで参加できる。
また、現在地以外に、自宅・学校・会社など頻繁に訪れる場所や、目標地点を検索・設定も可能。位置情報を共有しているメンバーが指定した場所に近づいたり、離れたりした際に、プッシュ通知を受け取るように設定できる。これにより、子どもが塾に到着しているか通知だけで把握できたり、高齢者が自宅を離れたら通知を受け取ったりと、家族の安心のためにも利用できる。
なお、ユーザーが目的や用途に応じて利用し、適切にプライバシーを守るため、シェアルームごとに「タイマー設定」で位置情報の共有が有効な時間を最大24時間まで設定できる。さらに、個々のユーザー単位でも、自身の位置情報共有を任意で一時的にオフできるため、意図しない位置情報の共有が行われることなく利用できる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)