円安進行でも輸出は増えない状況か
2015年8月18日 18:50
*18:50JST 円安進行でも輸出は増えない状況か
日本の経済成長は停滞しており、10-12月期に日本銀行が追加緩和を行う可能性は排除できない、との声が聞かれている。ただし、そのような見方とは異なり、7-9月期以降は所得が増加し、個人消費は増加に転じることで日銀による追加緩和は必要ないとの意見も存在している。
しかしながら、1-3月期と比較してドル・円相場は円安になったにもかかわらず、輸出は伸び悩んだ。この原因はいくつか挙げられているが、為替相場が円安になっても十分ではということであろう。日銀が円安進行を期待して追加緩和を行ったとしても、輸出促進は難しくなっていることを留意すべきだろう。《MK》