NEC、ビッグデータの予測分析期間を1/3に短縮する技術を開発
2015年8月18日 16:23
NECは18日、ビッグデータの予測分析の事前データ処理を行う技術として、予測に役立つ特徴的なデータの生成と、その評価を自動化する「特徴量自動設計技術」を開発したと発表した。
「特徴量自動設計技術」は、NECが開発したビッグデータに混在する多数の規則性を発見する「異種混合学習技術」による分析を行う前に、従来は高度なノウハウを持つ分析技術者が行っていた「特徴量」の生成に関する一連のプロセスを自動化するもの。
この技術を用いて実証実験を行った結果、事前のデータ処理から「異種混合学習技術」による分析・予測までの全体期間が、従来比約1/3に短縮できた。これにより、例えば、大量のデータを分析する必要のある小売店舗の商品別の予測分析を、従来以上に素早く・タイムリーに提供することが可能になるという。
同技術は、2015年度中に実用化する予定。