中国:大都市圏で家賃負担重し、初任給の半分が消える

2015年8月11日 13:06


*13:10JST 中国:大都市圏で家賃負担重し、初任給の半分が消える
新社会人を取り巻く生活環境で、住居費の高さが改めてクローズアップされている。
2015年に卒業した新社会人の契約賃金は月額2687人民元(約5万3886円)。これに対
し、大都市圏の平均家賃は、1人住まいで北京市が1338人民元、上海市が1370人民
元、広州市が1323人民元、深セン市が1450人民元に上る。月給との比較では、深セン
市が54.0%、上海市が51.0%、北京市が49.8%、広州市が49.2%の比率。若年の新社
会人にとっては、いずれも月給の約半分が家賃で消えていく計算という。北京晩報が
10日、カン集網の最新調査として伝えた。
職を見つける労苦も小さくないが、大都市に済み続ける生活コストも軽視できな
いといえる。さらに敷金1カ月+前払い3カ月、または敷金2カ月+前払い2カ月を要求す
るアパートオーナーも多い。最初に住む1カ月を加えると、転居前に合計5カ月分を支
払わなければならない計算となる。これは月給2.5カ月分に相当する過大な出費だ。

【亜州IR】《ZN》

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