(中国)取引額10億円超の超高級住宅、北京と上海に8割集中

2015年8月7日 13:07


*13:09JST (中国)取引額10億円超の超高級住宅、北京と上海に8割集中
取引額が5000万人民元(約10億300万円)を超える超高級住宅が北京、上海に集中している実態が改めて確認された。これら超高級住宅の取引数は、2010-14年にかけて年平均128件。10年から15年上半期にかけて合計871件に上る。うち15年は、上半期だけで230件に膨らんだ。これは14年通年の6割増の水準という。同策咨諮の報告として第一財経日報が伝えた。

超高級住宅の所在エリアは、中国で北京、上海、広州、深セン、アモイ、杭州、南京、海口、三亜の9都市に限定される。10年から15年上半期にかけた取引数は、北京で372件、上海で334件。これら2都市だけで中国全体の80%に達した。15年上半期に限ると、上記2都市の比率は84%にまで上昇する。北京と上海の集中度が一段と高まった格好だ。富裕層が大都市の中心エリアに居住地を構える傾向があるため。海南省の海口と三亜に関しては、富裕層が別荘として超高級住宅を購入する例が多いという。

【亜州IR】《ZN》

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