三菱日立パワーシステムズなど、集じん装置事業統合で新会社を発足
2015年8月4日 18:30
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)、三菱重工メカトロシステムズ(MHI-MS)、日立プラントコンストラクション(HPC)の3社は4日、MHI-MSとHPCがそれぞれ手掛ける集じん装置事業を統合し、MHPSグループとして新会社「三菱日立パワーシステムズ環境ソリューション株式会社」を発足させることを決定したと発表した。
三菱日立パワーシステムズ環境ソリューションは、新会社の準備会社であるMHPSプラント建設株式会社(MHPS100%出資)を吸収分割承継会社として、MHI-MS、HPCの集じん装置事業を承継し、MHPSの100%子会社として発足する。
電気集じん装置を中心にバグフィルターそのほかの関連設備の設計・製造・販売・施工・アフターサービス事業を推進する。事業規模約150億円の会社としてスタートする計画である。資本金は4億5,000万円。本社所在地は神奈川県横浜市で、発足時の従業員数は約260名の予定。
新会社設立は、集じん装置事業の強化拡大に向けた3社の思惑が一致したことによるもの。MHPSはAQCS事業として現在、脱硝装置、脱硫装置、ガス・ガスヒーター(GGH)熱回収装置、GGH再加熱器などを手掛けているが、これに集じん装置を加え、AQCSのフルラインアップ化する。
また、MHPSが持つ海外対応力をフル活用することにより、課題となっていた集じん装置の海外展開を一挙に加速していく考え。