e-Sportsでもドーピングテスト開始へ

2015年7月31日 11:26

headless 曰く、 世界最大のe-Sports組織、ESL(Electronic Sports League)が競技参加者に対するドーピングテストを開始するそうだ(ニュースリリースThe Guardian)。

 競技として行われるコンピューターゲーム「e-Sports」は、競技会での賞金が高額になってきていることもあって不正行為への誘惑が強まっているという。ESLのルールブックでは薬物やアルコール、その他のパフォーマンス向上物質の影響下でのプレイを禁じているが、これまでドーピング検査が行われたことはなかったという。しかし、有力選手がアンフェタミン系の薬物「Aderall」を使用していることを認めたことから、今回の動きにつながったようだ。AderallはADHDなどの治療用として処方されるが、パフォーマンス向上薬(PED)として不正に使用されることも多い。

 ESLではドイツのアンチドーピング機構(NADA)や世界アンチドーピング機構(WADA)と協力して、反PEDポリシーの規定や普及に努める。同時に8月開催のESL One Cologneで初めてPEDの皮膚テストを実施。反PEDポリシーが確立され、トーナメントのルールが更新され次第、Intel Extreme MastersやESL One、ESL ESEA Pro Leagueといった競技会でも同様のテストを実施するとのことだ。

 スラドのコメントを読む | 医療 | ゲーム | スポーツ

 関連ストーリー: 「プロゲーマーを目指す人のための専門課程」が登場 2015年02月20日 オリンピック競技にビデオゲームを加えるべきか? 2014年12月27日 米大学、「League of Legends」のプレイヤーにスポーツ奨学金を支給 2014年06月29日

関連記事

最新記事