日本気象協会、過ごしづらさ「ジメ暑指数」を情報公開

2015年7月31日 11:19

 日本気象協会は、天気予報専門サイト「tenki.jpラボ」で、「2015年 日本の“ジメ暑傾向”」を公開している。それによると、海外と比較して東京の真夏はカイロや、ジャカルタより過ごしづらいという。

 同協会では、単純な気温による暑さだけではなく、湿度の高い状態が続くことでもたらされる、日本特有の「過ごしづらい暑さ」を表すための新たな指標として、「ジメ暑指数」を定義した。

 このジメ暑指数が85以上になると、ほとんどの人が暑くてたまらず、ジメジメとした不快さを感じると考えられることから「ジメ暑指数が85以上の日=ジメ暑日」と命名。ジメ暑指数85は、気温30度、湿度75%に相当し、この条件になると体感温度は実際の温度より2℃も高く感じるという。

 この「ジメ暑指数」を用いて、昨年7月28日~8月1日の世界の気候を分析したところ、東京がカイロやジャカルタを押さえて、ジメ暑指数のトップを記録していることがわかった。7月末の東京は、世界的にみてもかなり厳しい環境といえるという。

 また、国内では過去10年の7月23日~8月23日の間で「ジメ暑日」の日数が多い順に全都道府県のランキングを実施。その結果、1位が熊本、2位が鹿児島、3位が奈良となった。

 詳細情報は以下で公開している。
tenki.jpラボvol.6
URL:http://www.tenki.jp/labo/(PC/スマホ対応)(記事:町田光・記事一覧を見る

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