IMF、中国政府の株式テコ入れ策を支持

2015年7月31日 08:13


*08:16JST IMF、中国政府の株式テコ入れ策を支持
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は29日、最近の中国本土市場の急落を食い止めるため、中国政府による一連のテコ入れ策の実施を支持すると発言。また、株式市場の急落が中国経済に与える影響が限定的だとの見方も示した。

ラガルド専務理事は、中国当局の対応について、政府の義務を尽くしているだけだと評価した。同時に、中国の株式市場が成熟していないことにも言及し、市場参加者と政府の対応の仕方、株式市場の乱高下などがともに金融市場の成長の一段階だと指摘した。

また、専務理事は、株式市場の急落について、人民元のIMF特別引き出し権(SDR)構成通貨への採用に与える影響はないとも強調。ただ、審査期間は予定(11月末に終了予定)以上の時間がかかると示唆した。また、IMFも米国と同様に、中国政府による市場自由化への努力と実現を望んでいると述べた。《ZN》

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